手紙を読み終えると、私はしばらく動くことが出来なかった。


両親は生きている。


双子の姉もいる。


でも私は捨てられた。


だからおじいちゃんとおばあちゃんに育てられた…?


全てが信じられなかった。


そんな現実を受け止めたくなかった。


しかもその家で過ごさないといけない。


この短期間で悲しいことが起きるなんて…


運命はとても残酷だった。