その日の帰り、望愛に家に寄ってほしいと言われお邪魔させてもらった。 そして、望愛の部屋で1人座っていた。 ピンクを基調としていて、とても望愛らしい部屋だった。 「遼希、ドア開けてもらっていい?」 「ああ」 そしてドアを開けると、 「遼希、誕生日おめでとう!」 目の前にケーキを持って立っている望愛がいた。 一瞬、静止してしまった。 今日は1月11日。 そうだ、今日は俺の誕生日だ。 すっかり忘れてた。