「別にいいよ。ていうかプレゼントもらったし」



「え?」



「ファーストキス」



そう言うと、望愛の顔が真っ赤になった。



「で、でも…形のある物をあげたかった…」



「だからいいって。あ、そろそろ起きる?」



時間を見ると8時だった。


こんなにも寝たはの久しぶりだ。



「うん」



起き上がってドアに向かう。



「遼希」



望愛に呼ばれ振り向くと、



「ありがとう」