「…ううん、嫌なわけないよ。むしろ…嬉しかった。私の気持ちを代弁してくれて。傷つくのが嫌で今まで何も言えなかったから…。すごくスッキリした。あの人たちとの関係が曖昧だったから、今まで苦しかった。だからこれではっきりするんだって思うと遼希には感謝しかないよ。でも、もしダメだったら本当に遼希の家にお世話になっていいの…?」
「うん、さっきも言ったけど大歓迎だって」
そう言うと、望愛の目から涙が溢れだした。
その涙を指で優しく拭ってあげる。
「嬉しい…ありがとう、遼希…」
そんなことを言う望愛が可愛くて仕方がなかった。