～優杏side～
お兄ちゃんから呼ばれて、今僕は嵐劉に向かってる
なんか、憐の事らしい
自分が殺しといて、今更憐の事とか言わないでよ

『なに...僕憐のお墓参りで忙しいんだけど
てか、よく僕に話しかけてくれたね?僕はアンタ等が嫌いなの
お父さんもお母さんも憐も殺しやがった 暴走族なんて！』
『 あぁ...嫌いなのは知ってる
でも、お前の友達は好きらしいぞ？暴走族ってのがな？
なぁ、蘭...』
と言った瞬間蘭がお兄ちゃんの後ろから出てきて、
「う、うん...そ、その黙っててごめんね？優杏 大騎さんとお付き合いしてるの蘭...」
『ら、蘭...っ！？ な、なんで...
僕...と同じで暴走族なんて嫌いって言ってたじゃんか』
「ごめんね...ごめんね」

って言って泣き出す蘭は
どうみても嘘泣きには見えなくて、本気の恋をしてる純粋な女の子だった...
『 なーに、泣かしちゃってんの？俺の蘭を
お前さ？憐が居なくなったから...って蘭に八つ当たりかよ？ 最低だな？ お前なんて妹でもなんでもねぇよ』
『わ、分かったよ 家でも出てってやる お兄ちゃんのバカ！』