この結果には大きな誤算がある。
私が、星哉との関係に依存してしまったということ。











いなくなった先なんて考えられない。
まだ星哉が生きていると分かった状態で
会わないなんて絶対に出来ない。











そして、星哉が死んでしまったとして
そのあと、私は“私”でいられるだろうか。















変わるのが怖い。
いつか来る想像上じゃない未来を
待っているだけだなんて、つらい。
だけど、それ以上の答えは出せなかった。









早めから別れて依存を少しずつ
減らしていく、薄くしていく。






お互いが少し我慢すれば。
いや、厳密には向日葵が少し我慢すれば
上手く回る。






星哉が、私を見限らないかぎり
私からは星哉を離せない。
それが、情けない。








ここまでだって
彼の思いを汲み取ってそのために
自分が我慢したことはない。





最後の最後だって、
私は、出来ないんだ……