+*向日葵side*+



一時間目、二時間目と時間は過ぎ、帰りのホームルームになった。





栄夏と話して楽にはなったの。








だけど、ね。











自分なりに、美結の様子や星哉の感じを観察してみたら。







目で追っちゃうし、授業も大して聞いてないし。











やっぱり、過剰な心配はしない方がいいのかな……。












「ねぇ、吉岡」







美結が、星哉に話しかけていた。







気になって、そっちを見ちゃう。








だってだって。









美結は、星哉が好き……。







気になっちゃうよ、その愛しいとでもいうように見つめる目。











黙って見てることしか、私には出来ないのに。