俺自身が俺の気持ちを一番分かってる。
怖くて、いつもいつも俗にいう俺様になったり、甘えん坊になったり。
そんな風に逃げていちゃダメなのくらい、分かってるけど。
でも、向日葵が俺を好きだといってくれる度、申し訳なくなるんだ。
どうにかしなきゃとも。
だって、俺はアイツの未来を保証してやれないから。
一緒に最後までいてほしい。
そう言ったら迷わず向日葵は、頷いてくれる。
でも、それは果たして彼女の為になるのか?
同じ考えがぐるぐるぐるぐると回る。
死ぬまでの間にものすごく向日葵に執着してしまう。
それなのに、ふっと俺はこの世界からいなくなってしまうのだ。
電車の窓から見える景色のようにあっという間に過ぎる学生時代。
その中にはたくさんの思い出があって。
それは、その先の未来へと繋がっていく。
俺は、そこにはいない。