ごめんね、五月蝿いよね。
でも気になるんだ。
星哉の本当の気持ちが。
思っている事が知りたくて。
きっと君なら病人扱いするなって言うと思うけど
それでも、星哉は無理をしているはずだから。
それも、その口から聞きたくて。
ねぇ、気づいてよ。
私は、あなたが弱音を吐くのを待ってるんです。
助けてって向日葵がいないとダメだって、
本気の声で言ってくれるのを、
ずっと待ってるんです。
そしたら、やっと許される気がするんです。
過去の過ちも、それを乗り越えたという証さえも。
上っ面だけの愛の言葉はもういいから
本音が聞きたいんです。
そして許されるのであれば
いつか逝ってしまう君の体温を、声を、その眼差しを。
全てを覚えていたい。
もっと、私の中に刻み込みたい。
許されるのなら、その体だって覚えていたいの。
何気ない会話も、時間も。
だからね、あなたにたくさん
笑って泣いて怒って悔しがって悲しんでほしい。
この世界にたくさん残していってほしい。
私がいつの日か忘れてしまわないように。
忘れることが出来ないくらい、
強烈に愛して。
愛させて。