そうしたら、君を笑わせて見せる。 この横で、その笑顔を咲かせて見せる。 だから待つよ。 君がこっちに傾くまで。 その時、俺は星哉の上をいく。 そう心に誓って、俺は笑顔を浮かべてまた 友達らしく言葉を紡ぐ。 「帰り、大丈夫? 送ろうか?」 あくまでも、友達として心配して。 自分の親友のフォローらしく。 遠慮して断る彼女の先に 何年か先の未来を淘汰させた。