+*向日葵side*+
「星哉! こんな私でごめん、それでも星哉と過ごした時間はたまらなく愛しい」
彼が必死で目で訴えることが不思議と分かった。
スマホを、見て。
それで開けば、私宛の言葉が綴られていて。
これは、看護師に書いてもらった言葉です。
自分では打てないので手伝ってもらいました。
まず、向日葵。
俺を恨んで。
中途半端な気持ちで、長谷川に
病院を教えちゃった。
それのせいで、あんなことになりました。
俺の甘い考えは、俺の体には通用しなかった。
固くなるし、喋れないし、食欲あっても食べれないし。
どんな時でも向日葵が思い出されて
すごく悔やんだ。
なんで、はっきりと断れなかったのかなって。
でも、これは本当のことなんだけど、
俺は、長谷川に好意を寄せられてることに
気付いてませんでした。
それでも、戻ってきてくれてありがとう。
また好きっていってくれてありがとう。
今も、来てくれてありがとう。
向日葵と過ごした時間は、
とってもとってもかけがえのない想い出です。
ありがとう。
ここまで一気に読んで告げれば。