また、お化け屋敷の前で写真を撮る。







……夢くらい、あったっていいでしょ?



 




「怖い、怖い」









栄夏は、自分が言い出したのにやっぱり怖そうだ。









まあ、前回までは美結と入ってたからな……








「次の方どうぞ」








暗い教室の中からたくさんの悲鳴が聞こえてくる。











絶対、これ相乗効果あるって。












隣の栄夏の意識は飛んでいそう。










「向日葵、リタイア……」










「ダメ!」










目の前に来たお化けに、










栄夏が発狂して駆け出す。












これから栄夏とは入らないことにしよう。













……たぶん、お互いのためになるだろう。