「シフトの人、もうそろそろ出番だから楽しんで接客ね!」









リーダーをつとめる女の子の言葉に







教室が活気づく。








「終わったら回ろうね!」







デビル姿の栄夏に微笑んで頷き返して











外を見ると、待ってくれてるお客さんが結構いた。








「気合い入るな!」







「ね!」






波多野君のテンションの上がりかたもわかる。








頑張って準備した分、たくさん来てほしいもん。










「開店でーす」







十時きっかりにオープン。







「こちらの席、どうぞ!」







私は軽い足取りで接客を始めた。