……私は最低だ。 武田くんを星哉に重ねて それだけのために利用している。 そうすることでしか、 武田くんを受け入れられなかったし 星哉への気持ちの行き場がなかった。 今日も……美結といるの? そりゃ、そうか。 そう分かってるのに。 ショッピングモールの広場。 ハロウィンの飾り付けが施されてる。 いつもの癖で、スマホで写真を撮った。 ……いつか、見せられたらなんて。 淡くて叶いようのない夢を見てる。