+*向日葵side*+


「向日葵、おはよ」





栄夏の声に私は、慌てて顔を上げた。






あの日から幾分もの時間が過ぎ、






もう今はハロウィン前。







……星哉とは、会ってない。







メールも無理矢理迷惑メールに、





電話は着信拒否に。







……来るわけないことくらい、分かってたんだけどね。









そんなこんなで、美結とは溝が出来てしまった。





「……栄夏、私まだ慣れない」






なんで、こんな未練タラタラなんだろう。







自分でも笑えちゃう。