「じゃあね!」



彼はそう言い、ベンチから立った。




少し彼が歩き出した所で私はふと思い出した。


…名前、名前聞いてない!!







「あの!名前…!!」



「…はるき!!」



彼はそう言い、走って行った。


名前……はるき……

私は彼がくれた手の中の物を見てみた。



そこにはとても可愛い



ハートのキーホルダーが入っていた。