私が思ったことを思ったまま大輝くんに向かって怒ってると、



「おまえさ、そーやって騒いでるほうがいいよ。」


突然そう言われた。



「………何?私がうるさいって言いたいの?」


私がそう聞くと慌てたように


「そうじゃなくて!!
そうじゃなくてさぁ、そっちの方がおまえが楽しそうだから。」


「…………。」




私がそう言われて黙ると慌てたような声が電話の向こう側からする。

そして大輝くんがなにか話しかけた瞬間私は被せるように聞いた。



「……私、いつも楽しくなさそう?」



そう聞くと大輝くんは慌てたまま


「そんなことないよ?」


そう言う。
けどその後に、


「だけど何かたまに言いたい事飲み込んでる気がして。」



慌てずにはっきりそういった。








………気づかれてた、、、んだ、、。



私、うまく隠してるつもりだったんだけどなぁ。。


確かにあった。
言おうとしたことを言わずに飲み込んだこと。







……だけどそれは"あの事"を決めた時からずっとだ。



そうずっと、、、、。



だから今更そんなこと私、気にしてなかった。




自分でさえ言わるまで気づかなかった。

大輝くんの前でも言いたい事飲み込んでたなんて。