「び、びっくりした〜。あれ、みんなは?」


「次は体育らしいから更衣室まで行ったぞ。君たちで最後だ」


「あ、ほんとだ!!やっば〜!急ご、晴!」


「だね!ありがとう柚...って、柚はなんでみんなと一緒に行かなかったの?」


「友達は待つのが普通だろう?」


しれっと眼鏡を直しながらそう言った柚。


......ふ、おお......。

な、なんかそんなにハッキリ言われるとちょっと......


「照れるね!!えへへ〜」


私の心を読んだかのように翠がそう言った。


「う、うむ......君と俺は友達、という認識でいいのだろうか?」

「あったりまえじゃん!!てか友達になるのに認識とかいる!?友達だと思ったら友達じゃん?」

「そういうものなのか。了解した」

「よし!偉いぞ柚ロボット!!」

「だ...誰がロボットだ」

「え〜?だってなんか喋り方とか発想がロボットみたいなんだもん!!」


なんだかんだこの2人は気があっている...みたいだ。

うん。多分。