その日は受験シーズンも終わり、生徒の合否結果が出始めてた時で塾はそこそこ忙しかった。



あー・・・疲れた。


肩と腰がいてぇ。


これからまた授業だ。


そういえば新しく通う生徒が今日来るんだっけ。


名前なんだっけ・・・・・・あー書類が山になってて分かんねえ・・・・・・。どこだよ・・・・・・。





ふと視線を感じた。



見ると、ついたての隙間からこちらを見てる目があった。



・・・え、なに。怖い。ホラーかよ。



するとそいつは慌てて消えた。




・・・・・・一体なんなんだ・・・・・・見たことないやつだったが・・・・・・。







立ち上がりついたての向こう側まで歩いていきひょこっと顔を出した。



すると制服姿の女の子が、こちらを見上げていた。












これが俺と・・・・・・






・・・・・・城木晴(シロキ ハル)との出会いだった。