え・・・・・・


えっ・・・・・・。


なにそれ?どういう・・・・・・。



目をぱちくりさせた。



するとぱっと離され、何事もなかったかのように和泉先生はにこりと笑った。



「ま、俺以外の男にやらなきゃいいから。ね?分かった?」


「へ・・・・・・?あ、はい・・・・・・」


「看病しに来てくれたから申し訳なくて言うか迷ってたんだけど、一応言っといたわ!気を付けろよ!じゃ、塾でな!」


バタンと扉を閉められた。




「・・・・・・・・・・・・」




しばらく呆然と立っていた。





・・・・・・え?え?なにいまの?



誰?あれ和泉先生だよね??





えっ・・・・・・だ、抱きついちゃったけど・・・・・・・・・・・・。





うわあああああ!!うそ!うそだ!!忘れろ!!



男の人に抱きつくなんて・・・っ!!



しかも相手があの・・・・・・!!?



うわぁ、気持ち悪い!!!きもい!!!むり!!



むりむりむりむりーーーー!!!









その後、何を考えながら帰ったかは覚えていないが



気が付くと自分の部屋にいた。





「・・・・・・ほんとに、なんだったのあれ・・・・・・?」





自分の顔が真っ赤になっていることには気が付かなかった。