先生は私の体を離し平然と何事も無かったかのように言った。
「じゃあまた塾でな。宿題ちゃんとやれよ」
「はーい。やりますよ」
・・・・・・なーんだ。
・・・・・・・・・・・・いやいや!なーんだってなんだ!
これが普通だよねっ!好き同士だからってさ、いきなりそんな・・・ねぇ!?
仮にもこの人は教師なわけだし・・・!
うんうん。私たちはこの関係がちょうどいいんだ。
私は慣れてないし・・・てか初めてだし・・・あんまり一気には距離縮められないし・・・。
「あ、晴」
扉に手をかけようとしたら、先に先生に腕を掴まれた。
「なんなんですか、もー」
すると。
チュ
頬にキスが落とされた。