その後は翠と一緒にお風呂に入ったり、花恋さんがスッピンでもめちゃくちゃ美人なことにびっくりしたり、みんなでリビングに集まっておしゃべりしたりした。
「へー!晴ちゃんたちの高校では今そういうのが流行ってるのね〜!ためになるわぁ」
「花恋さんの高校時代はどんな感じだったんですか?」
「ふふ、私はね...」
「何十年も前のこと覚えてねぇだろ」
「失礼ね!あんたとそこまで変わんないわよ!!」
「いてっ!」
べシッと頭を叩かれ先生は頭をおさえた。
「ったくもう。ほんとに失礼なやつ」
ブツブツ文句を言いながら紅茶をすする花恋さん。
......花恋さんて、一体いくつなんだろうか...。
「つーか、俺は明日仕事があんだよ。お前らもう寝ろ」
「え〜!もう〜!?まだ枕投げしてないーー!!」
「やらねぇよ!」
「えぇ!?和泉先生をみんなでフルボッコにする計画だったのに...」
「...晴、なんだその恐ろしい計画は...」
「俺たちはどこで寝るんだ?布団はあるのか?」
「あー、女子陣は俺のベッドと客用布団使え。俺たちはリビングだ。布団はねぇ」
「それじゃ体痛くなるじゃないすか!」
「知らねぇよ!!こんな大人数の布団あるわけねぇだろ!旅館かうちは!」
ギャーギャー騒ぎながらも、最終的にじゃあおやすみなさ〜い、と男女で別れた。