「和泉〜!車借りるわよ!」


ひょこっと花恋さんも部屋から出てきた。


「いいけど...わざわざ買い物してくんのか?んなの出前でもとってくりゃ...」

「はーあ!!これだから男はっ!!」


花恋さんはビシィッ!と和泉先生を指さした。


「栄養が偏るでしょうが!美容にも良くないのよ!!あんたはどうでもいいけど私たちの肌がボロボロになったらどうしてくれるのよ!?だいたい...」

「わーかった!わかった!」


先生はさっさと行け、シッシッとジェスチャーをした。


「じゃあ晴ちゃんと翠ちゃん、行きましょっ!」

「あっ俺も行くっすよ!お姉さん!!」


いつの間にか大河もそこにいた。


「ならば俺も行く。こいつと2人きりになりたくない」

「人を指さすな。こら」


柚も先生を指さしながらそう言ったが、花恋さんは首を振った。





「だーめ。こういうのは女子だけで行くものよ?」