「...あの後、様子変だったろ」
あの後......。
『なんでもう気にしなくていいんですか?』
......ハッ!!
「あっあれはっ!違っ...!!」
そうだ!
あの時そんなこと言って...走って逃げちゃったんだ!!
思い出したら急に恥ずかしくなってきた...!
「ぷぷ」
私の顔を見て笑う先生。
「な...なんですか!!」
「顔真っ赤」
「!!?」
そっ...そんなわけない!!
なんで私が!!
なんでっ...なんで!!
「あのさぁ」
自分のほっぺを両手で押さえて隠していたら、その手をガシッと掴まれた。
「なにするんですかっ...」
「ヤキモチ妬いたの?」