「どう?似合う??」

「うん!あっでもこっちの色違いも似合うよ」

「あ〜たしかに!うわぁ迷うなぁ」


まるでデートのように私と大河は服を選んでいた。


「合コンだっけ?じゃあさっきのよりこっちの方が女子受けいいと思う!」

「マジ?めっちゃ助かるわ〜!晴ちゃんのセンス信じてこれ買ってきます!!」

「あはは。はーい」

「てか俺のばっかで悪いから次晴ちゃんの服見よ!」


...優しいな。

見た目もいいし気配りもできる大河は、やっぱり女子にモテるんだろうなぁと思った。

彼女とかいそうなのに...合コンに行くってことは、特定の人はいないってことだよね?

なんか意外。

あーでも、あえて彼女は作らないで色んな女の子と楽しみたい系の人なのかも......。


「お待たせ!いやーごめんね!じゃあ見に行こっか」


会計を済ませて戻ってきた大河。


「大丈夫だよ。あのさ、大河って...彼女作らないの?」


興味本位できいてみた。