「それでさ、これからどうする?通う?」


声のトーンが落ち着き、今は真面目に話している時なのだなと分かった。


「まあ俺としては通ってくれたら嬉しいんだけどね」


にこりと柔らかい笑顔を見せる先生に、私は決めていた決断を告げた。


「はい。これからよろしくお願いします」


ぺこっと頭を下げると、反応がなかったため顔を上げるとなぜか驚いた顔をしていた。


「・・・・・・おまえが頭を下げるなんて、これはなんの前触れだ・・・・・・?」


あ・ほ・か!


「私だって頭下げる時くらいあります。・・・・・・てゆうかまだ会ったばかりで私の何を知ってるんですか!」


「あはは。冗談冗談。おまえのツッコミが気持ち良いんだよ」



なんのプレイだそれは!


早くここから立ち去りたい気持ちでいっぱいなんだこっちは!!!


もう帰ろうとリュックを背負った。


する、と。



「・・・・・・あのさ」



「はい?」



まだなにかあるのか。