あはは......。
「人には得意不得意があるものだ」
「そういえば、柚はテストどうだったの?」
そう聞くと無言で成績表を差し出してきた。
えっと......これは見ていいってことなのかな?
受け取り、翠と開いてみた。
「「............え......」」
そこには、思わず二度見してしまう数字が書かれていた。
『1位』......!?
てか。
500点満点中......『500点』!!??
「「ええええーーーー!!!?」」
こっ、こんなに頭良かったの!?
全教科満点の人なんて、初めて見た!!
「君たちとはレベルが違うのだ」
ふっとドヤ顔で眼鏡を治す柚。
「すごいすごい!!全部満点とかやばくない!!?マジ天才じゃん!!」
「あっ、いたっ、痛い!」
バシバシと柚の背中を叩く翠。
ほんとにびっくり。
そりゃあこんなに勉強できるなら、自信があるのも納得だ。