「ひゃっ!?先生、あのっ...!」




ギュウウ......


先生はなにも答えず、私を抱きしめる力を強くした。



身体中が心臓になったみたいに、ドキドキする。


翠とふざけてするようなハグとは全然違う...男の人の力。


男の人のたくましい体。


細いように見えてがっしりしている先生。



すごく安心する先生の匂い.....。






ドキドキしすぎて頭がクラクラしてきた。






どれくらいそうしていたか分からない。





すると先生はボソッと、けれどはっきりと。








私の耳元で囁いた。