そしてその後はゲーセンで先生にぬいぐるみをとってもらったり(本当にとれるまでやってくれた)、カーレースのゲームをやったりした。
「さて、次はどうする?」
「服見たいです!」
「はいはい」
「あ!あのお店かわいい...」
すると、ギュッと手を握られた。
「えっ、先生......?」
「俺のそばから離れるな。またさっきみたいなのに絡まれたらどうすんだ」
「べ、別に手を握らなくても...」
「だーめ。彼氏に見えないと意味無いだろ」
なっなにそれ!
恥ずかしすぎるこんなのっ...!!
お店に入ると周りはカップルだらけ。
可愛いお店だから女性客とカップルしかいないのは当たり前だけど...。
「着いたからもう離しますよ!」
「あっ、こら...」
あー恥ずかしかった。
もう...心配しすぎだよ。
「あっ!先生見て見て!これ可愛い!!」
可愛い服を見つけてはしゃぐと、周りのお客さんが何人か振り向いてこちらを見た。
えっ......なに??
「晴っ...しー!」
先生が人差し指を唇の前に立てて静かにするように言った。