遙と一緒に行った場所は、カラオケ。

ただ、カラオケ目的なんかじゃないんよなーこれが!

ふふ。


「合コン」に決まってんやんっ!





カラオケの受付で、「102の部屋なんやけどー。」と言うと、すぐに通してくれた。

直行して102へ!

なわけないやん??
まずは、トイレや!


鏡と向き合って、メイク道具を並べ
磨き上げた術を顔に載せていった。


「よっしゃ、盛れた。」


私は一息つく。


「えぇ、早い〜!ちょいまち、もうすぐやから!」

「はいはい。」と流すように返す。
遙は可愛いけど、メイク下手なんよねー。

ま、そっちのほうがいいけど。
やって私より可愛くなられたら困るやん?