おじさんは、「困ったなあ。」と頭をポリポリと掻いた。
白髪が目立った髪が、ふさふさ揺れた。





「どうして急にこんなことを?貴方には親権ないじゃないの。」



ブランド品のおばさんが、キツい表情でおじさんに問う。



「親権?僕にはあるさ。
今、この状況がそうさ親権は僕にあるんだから。」


「は?何言ってんの?お前誰?」


ギャルが口を出した。


ハッハッハ、と笑ったおじさん。


「おやおや凜南。口答えするのか?父親に。」


「はぁ?」

とギャルはおじさんを睨んだ



「いいかい?君ら、凛南に歩に南の父親はこの僕さ。」


両手を大きく広げて言うおじさんに私は驚きが隠せなかった。



どういうことなの?!