スマホを手に取り、Limeを開く。
〝まだですかー?〟
と、男から来ていた。
確かに予定時間から、30分は過ぎている。
「んでさぁ、今回の男ってどんな奴?」
遙が、問いた。
「んー、年は19。
1人はカネモね。んでもう一人が医学部〜。どっちもいっけめーん!!」
カネモ…金持ち
Twimmerで手に入れた情報だが、本物には違いない。
金持ちで、イケメンは最低条件だ。
「んでんで?他にもあるんでしょ?」
遙は、ウズウズして聞いてきた。
「もちのろん。
2人ともモデル経験ありで、高身長、高学歴だーし、とにかく天才なんやって。」
「ふぅっ!にしてもよく捕まえられたな。」
「や、それが〜Twimmerでフォローきてさー!誘ったら軽くオッケーやってんよー!」
「さすが凜南やな!」
それほどでも〜とニヤついたところで、遙は、メイク終了。