数ある野いちご作品の中から『bajo la luz de la luna』を見つけて下さって、有難うございます。さて、率直に聞きますが、どうでしたか？あなたはこのお話から、何を感じ取ってくれたでしょうか？

　私が伝えたかったことはいくつかありますが、最も伝えたかったのは“絆”や“信じる心”でしょうかね。大切な人が側に居る。それは、とても幸せなことだと思うのです。

　普通に生きていたら絶対に関わらないだろうなという世界を舞台にしたこの作品ですが、実際には、これとは全く違うと思います。私が思う彼らの世界というか、自分はこんな人達がこういう風に生きていたら読みたいなと思って書きました。皆さんのページをめくる手が止まらなかったというのなら、本望です。

　最近世の中が何かと物騒ですが、警察が動いてくれているにも関わらず、犯罪はいっこうに減りません。きっと、人間が存在する限り、なくなることはないのでしょう。この作品では、そんな深刻な問題と向き合う人達を描いています。