ついに公演がはじまった。
 
 ド派手は音楽とともに役者が舞台に現れて、奇妙な踊りをはじめた。
 踊りといってもお世辞にも上手いとはいえないものだった。
 動きはバラバラだしぎこちない。

 やがて奇妙なダンスが終わると、照明が切り替わり、いよいよ本編がはじまった。