「…そんな事…出来る訳ないじゃん…」

「「「はぁ!!?」」」


グループ一同は一斉に声を上げる。


「アンタ、自分の立場分かって…」

「私悪く無いもん、それにわざわざみっともないモノ晒してまで学校に行きたくない!」


張り上げた声は微かに震えている。
目だけは鋭く女子生徒グループを睨み付けたままだ。


「糞が…!
だったら力尽くでそのスカート脱がしてやる!!
ちょっとアンタ達!
このオカマ押さえ付けるの手伝って!!!」

「分かった!」

「⁉いや!離して!!!」





ドカッ!





一人の女が何かの衝撃で虚しく地面に転がり落ちた。





パシャッ、パシャッ…




「ナイスアングル。(ハート)」




シャッターが切れる音のする方へ慌てて振り返るとそこには二人の上級生が見下していた。