「うー……ん」

隣に立っていた誓が、ごろりと寝転がった。

「砂、ついちゃうよ」

「いいよ、別に」

「そっか……」

私は、誓の隣に座った。

「ヤヨイさん、ケイさんにはいつ言うの?」

「今日帰ったら言うつもり。その時に、サユリさんにも言いてぇから、呼んでほしいんだ」

「ん、わかった」