「おぉ、かっこいいなぁ。ありがとう。じゃ、書くぞぉ」
お気に入りの物を褒められて、嫌な気持ちになる人はいないだろう。私は、ありがとうございますと返した。
「すごいわねぇ、最近の文房具って」
「そうですね、色々ありますからね」
ユキエさんは、私のボールペンを見ては、すごいと口にしている。
誓と話そうと思ったけれど、誓は優しい顔をして窓を眺めていた。誓の目にはどのように映っているんだろうか。
道沿いに建てられた家も、木々も、何一つ知らないものばかり。なのに、ここが心地よいと感じるのは、きっと……。きっと、誓と2人で来たからだろう。
「おし、書けたぞぉ。どうだね?」
お気に入りの物を褒められて、嫌な気持ちになる人はいないだろう。私は、ありがとうございますと返した。
「すごいわねぇ、最近の文房具って」
「そうですね、色々ありますからね」
ユキエさんは、私のボールペンを見ては、すごいと口にしている。
誓と話そうと思ったけれど、誓は優しい顔をして窓を眺めていた。誓の目にはどのように映っているんだろうか。
道沿いに建てられた家も、木々も、何一つ知らないものばかり。なのに、ここが心地よいと感じるのは、きっと……。きっと、誓と2人で来たからだろう。
「おし、書けたぞぉ。どうだね?」