「り……莉子、ワシは……もぅ……」




この時、じぃじは生きるか死ぬかの境目だった。




「じぃじ…死なないで……、私…
じぃじが居ないと…」



おじいちゃん子だった私は、
じぃじが居ない世界なんて、考えられなかった。



「今まで…ありがと……ぅ…」




「じぃじ…?…じぃじ!!」




中学2年の時、


じぃじは、私を置いて

天国へ逝きました。