この16年間、自分に不可能だと思った瞬間は一度もない。


なぜなら
俺は一瞬でも自分が欲しいと思ったものはすべて手に入れてきたからだ。


スポーツも勉強も、女という生き物だって、苦労することなくこの手に勝ち取ってきた。


気がつけばどんな時も一位やトップというポジションに居て

その肩書きを持っている自分に、優越感さえ感じていた。


そしてこれから先も、俺はそういう位置に一生居続ける存在だと思っていた。