いろいろな恋愛を経験しても、やっぱり男の人って理解に苦しむ。

 なんてぼやきつつ、結局性別なんて関係なくて、「人間」ってひとりひとりが不思議な生き物で、理解なんて一生できっこないのだ。

 ということは、あたしは一生こんな恋愛を繰り返すのだろうか。

 当たり前のように、いつかは結婚できると思っているけれど、結婚できなかったらどうしよう。

 そんな先のことを考えると、なんだかちょっぴり憂鬱だ。

 それでもあたしは、いつか純白のウエディングドレスに身を包む日を夢見て「恋」がしたい。

 いつか、あたしだけの王子さまが、あたしを迎えに来てくれる、その日を夢見て――