"ここ"も悪くないなって、もしかしたらもう一度笑えるんじゃないかなって。 抱いてしまった淡い気持ちは、咲き始めの桜の色にとても似ていた。 希望や夢を抱いてしまうのは、人間である限りどうしても避けられないのかもしれない。 それでも全てに見放されたあの時。 もう何にも期待しないと、 心に決めたはずなのに。 .