華菜穂ちゃんはニコニコしながら歩いている。
華菜穂ちゃんは本当に良い子だ。私と違ってきっと誰とでも仲良くなれるタイプの子だ。顔も仕草も理想の女の子って感じ。

教室に戻ってきてからも私と華菜穂ちゃんはおしゃべりしていた。

『へー!!あそこの中学校から来たんだねー!電車通学大変でしょ?あたしは自転車で通学してるんだー!』

『学校の近くに美味しいクレープ屋さんあるんだ〜!今度一緒に行けたら良いね!!』

なんて気さくに話しかけてくれる。

そんなこんなで春男ちゃんが教室に入ってきた。

『今日は委員会を決めるだけだから。それ終わったら帰宅な〜。』

(委員会何にしよう...)