昨日より3つ遅めの電車に乗ってるけど相変わらず電車の中は満員。

それでも慣れてないせいか学校には早く着いたような気がした。

教室に入ると華菜穂ちゃんは少し派手なグループの子と一緒にいた。


『あ!ひなたちゃんおはよう!!』

『あ、お、おはよう。』

華菜穂ちゃんはなぜか朝からニコニコしてる。

『華菜穂ちゃんなんだか嬉しそうだね。』

『だって!!1時間目村月先生の英語だよ!!』

村月先生って...入学式で騒がれてたあの先生か。
『そっかー。担当村月先生だったんだね。良かったね。』

華菜穂ちゃんは本当嬉しそうにしている。
私だって時間割は見たけどわざわざ先生まで確認してなかった。