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放課後。


あたしは夢望ちゃんこと平夢望(タイラ ノゾミ)ちゃんの学校へ向かった。


夢望ちゃんは叶愛ちゃんと中1の時から仲良しで、あたしも何度か話した事がある。



「ごめ~ん、心音!待った??」



門の前で待つこと数分。


夢望ちゃんがやって来た。



「夢望ちゃん…!久しぶり。大丈夫だよ…」



「うん。それじゃ、行こうか?」



「うん」



話を聞くと、一輝くんは部活があるらしくて。


部活が終わるまでの時間は夢望ちゃんとカフェで過ごすことになっていた。



「いやー、でも本当に久しぶりだね!元気してた??」



「うん、元気だよ。夢望ちゃんも…元気そうでよかった」



「心音さ、……無理、してないよね?私、詳しくは知らないけど宮城と…何かあったんだよね?その、大丈夫?」



夢望ちゃん……。



「心配かけてごめんね…。でも、大丈夫。だから…気にしないで?」



「うん…」



「カフェって…あそこ?」



「あ、そうそう!入ろ入ろ!」



「うん…!」



カフェに入ってからは、お互い一輝くんの話に触れることはなく。


中学時代にあった事をたくさん話した。


思えば、中学校はすごく楽しかったなーって。


話しながら思った。