こんな私を愛してくれてありがとう

長かった校長の話も終わり各自で自分の教室に帰った

私は1－A

上からＡ~Gまであるそうだ

なるべくみんなにおいて行かれないように勉強をしっかりしなくては

教室に入り自分の席を探していると

『ねぇねぇ！』

誰かに肩を叩かれた

振り返るとそこには背の高いサバサバとしていそうな美人がいた

「はい？何でしょう？もしかして席を間違えてましたか？」

『そんなんじゃないって！新入生の挨拶してた人でしょ？それで気になって友達になろーかなって』

さっそく声をかけてくれて私としては助かった

「私は前野七海です」

『私は新城亜希(しんじょう あき)これから仲良くしてね！』

とても良い人のようだ

仲良くできそうな気がする

『じゃあ亜希って呼んで！私も七海って呼ぶから！』

「分かった。亜希、ね。これからよろしく」

そう言って軽く微笑むと亜希は可愛らしく頬を染めた

そのやりとりを見ていたクラスの人(特に男子)も顔を真っ赤にしていたけど、私達はそんな状況に気づかなかった