「ん~〜」


僕は、松川生希


生きる希望と書いてせいきと読む


僕は、産まれた時から


心臓の病気で、ずーとっ病院に居る


20歳まで、生きる確率も低いと


母から、伝えられた。


正直、もう生きる意味が


分からない。


いっとき、自殺をしようと


思ったこともあった。


今は、もう大丈夫。母さんが


悲しんじゃうから…


だから、今では母さんの前だけは、


元気でいる。


「母さん、外に出てきてもいい?
チョット気分転換に!」


僕は、そう言って外に出た。


「暇だな〜」


今、季節は春。


そのせいか、皆少しのんびり


としている。


桜が咲いていた。


「お花見したいな〜〜」


と、僕が呟いた。


そしたら、


「ねぇ!そこの少年!一緒にお花見しない?


僕と同じ年くらいの女の子が立っていた。


「えっ?」