安川と立川、妹尾と俺で向かい合って席に着いた。


「で、妹尾さんと高橋先生が揃ってるってことは、何か良い報告でも聞かせてくれるんですか?」

立川が、無駄に笑顔で聞いてくる。


本当…立川は俺をバカにしてるというかー…


「え!?やっぱ泰葉、妊娠…」
「してないから!」

妹尾がすばやく突っ込んだ。


「じゃあ、今日は何で二人揃ってんの?普段誘っても、学校関係者に見られたくないって言ってたのにさ」

やっと、まともなことを言った安川。

「もう見られても大丈夫ってことなんだよ。結婚するんですよね?」


「「え!?」」

立川の言葉に、思わず妹尾とハモって驚いてしまった。


「けっ……結婚!?」


安川がバンっと机を叩いて立ち上がった。


またコイツはー…


「おい、大きな声出すなー…」

と、注意しようと思った。



がー…