「高橋先生」

思わず立ち上がってしまった。

「げ、高橋……」

生徒たちは思わず、後ずさりをする


「高橋じゃなくて、高橋先生だろ?」

後ずさりした生徒を追い詰める、高橋先生。

「俺は今、高橋…先生が嫌いなんだよっ」

「あ?」

意味がわからないと、首を傾げる高橋先生。

「コイツ、彼女に振られたんだよ。その理由が、高橋が好きだからって」

「…」

高橋先生は目を見開き、黙ってしまった。

「しばらく高橋の顔なんか見たくねぇよ!!オッサンのくせに!!女子高生にモテてるんじゃねぇ!!」


そう叫びながら、彼女に振られという生徒は出て行ってしまった。