次の日
私は眠たい目をこすりながら登校する
「おはよ!愛菜!」
「おはよう、小春」
私たちは途中からいつも一緒に学校へ向かう
「てかあんた、昨日災難だったね」
ケラケラと笑う小春をよそに私はいじける
「ほんとだよ、両手塞がってたから扉を足で開けてげんこつされたよ」
「まじ?!あんた西山にそんなことされたの?!」
「誰、西山って」
「ええ?!国語の先生だよ!!あんた名前を知らないの?!」
あー…そうなんだ
先生、西山って言うんだ
「初めて知った。てかその先生と話したの昨日が初めてだし」
小春はびっくりした顔をして嘘でしょ?と言わんばかりに私を見つめてる
「珍しい子もいるもんだな〜〜」
「珍しい?私が?」
「あんた以外に誰がいるのよ。西山、生徒にめちゃめちゃ人気なんだって!」
「えー、あいつが?目、細いじゃん。」
「それが良いんだって!しかも関西弁!」
あー確かに関西弁だったな
「おはようございます」
小春とそんな話をしてるとあっという間に学校に着いた
正門では先生達が生徒に挨拶をしている
私と小春も正門に入るなり挨拶をして校舎に向かった
またいつもの日常が始まる