この先どうしたいか、どうなるかもわからない。

けど湖坂を見ていると変な決心がついた。

「・・・分かった。やる。」

湖坂はふっと微笑みジークに目を移した。


「四人目ですね、ついに。

ようこそ、GUILTY of JUSTICEへ。」

ジークの口から何やら長い言葉が流れ出た。

「え?なんて?」

聞き取れず思わず聞き返す。

「ギルティオブジャスティス。盗賊団名だ。」

湖坂はゆっくり教えてくれた。

「犯罪の中の正義、・・・か。キザね。」

ギルティは犯罪。

ジャスティスは正義。

私はそのフレーズを頭の中で繰り返した。

「盗賊団だしキザなくらいがカッコイイだろ?」

最終的にはカッコよさか、男子だなやっぱり。

「で?炎道もメンバーなんでしょ?」

私は、今まで忘れていた存在に気づく。

「あぁ、噂をすれば。お帰りだ。」